2013年4月10日水曜日

ソロモンの王政の始まり

本日は列王記第一の2章、ダビデの死とソロモン王政の始まりを学びました。多くのことが語られていますが、メインは、ヨアブ、シムイ、アドニヤ、エブヤタルの処分でしょう。
ダビデの時代に不問いにされてきた彼らの行為について、ふさわしく対処するようにとダビデは遺言を残します。また先に命拾いしたアドニヤは、不穏な動きを見せたために処刑されます。
現代の私達からしたら王が変わっただけで処刑される人たちがいるということに、それは正当な理由があったのか、とまどいを覚える箇所ですが、だからこそ事実が何を語るのか深く考えさせられることです。
ダビデ王の時代に確かに有能で役割を果たしたヨアブでしたが、彼の冷酷さは、ソロモンの治世にはふさわしくないと判断されます。シムイのダビデに対する敵意は、ダビデの時代には見逃されましたが、要注意人物であることは変わらず、自ら犯した過ちの中で、彼も処分されます。エブヤタルもアドニヤに加担した罪を問われ、祭司職を解かれて行きます。アドニヤは、なぜ父のそばめを手に入れようとしたのか。その思いをソロモンに知られるような過ちを犯したのか。確かに王位継承権を持つという身分はそうかもしれませんが、その立場の微妙さをわきまえない愚かな行為でした。
そしてこれらの処分はソロモンの王国確立のためには必要であったということです。
しかして私達は、主イエス・キリストの救いによって永遠のいのちをいただき神の国に入れられて行くもの。しかし、自分の振る舞いが、やがて確立する神の国の支配に対してふさわしいものであるかどうか。
御言葉に導かれ、御霊に導かれて、賢く正しい道を選択したいものです。

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