2012年11月28日水曜日

神の恵みの中で

今日は第2サムエル記10章を学びました。この章はダビデ、バテシェバ事件の背景を私たちに伝えているといいます。物語のきっかけが象徴的です。ダビデはアモンの王ナハシュの死に際して弔意をあらわし、生前の彼の誠実さに応えようとします。私に真実を尽くしてくれたあの人の息子に真実を尽くそう。ところがナハシュの息子ハヌンはこれを理解せず、アモンとイスラエルはアラムを巻き込んでの戦争に進みます。結果はイスラエルの勝利。主なる神様は神の民イスラエルを守っておられたのでした。たとえ諸外国がイスラエルに不誠実であろうとも、主なる神様は神の民に誠実であった。ダビデが罪を犯したのは、この対アモン戦役の最中。同胞が危険を冒して戦っているとき、神様がそれを守り祝福してくださっているとき、ダビデは姦淫の罪を犯し、合法的とはいえ、殺人の罪を犯すのです。神様の恵みの中で、ダビデの罪深さはいっそう明らかなこととなるのです。聖書は、ダビデだから何をしても許される、イスラエルだから何をしても許されるとは教えていません。誰もが悪を行えば神の前に罪の刈り取りをさせられることになるのです。
祈り 天の父なる神様、私たちはあなたの恵みを忘れやすいものです。恵みを受けて守られていると、緊張感を失い、欲望のままに歩み、罪を犯してしまうものです。どうぞどのような時にも、誠実を尽くしてくださるあなたの恵みを忘れず、あなたの恵みに応えて生きるものとならせてください。私たちのために十字架で死んでくださった救い主イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン

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