2011年5月18日水曜日

神の返答 ヨブ記38章

 本日の祈祷会はヨブ記38章、いよいよヨブ記もクライマックス、長らく沈黙を守っていた神ご自身がヨブに向かって語られた言葉を学びました。繰り返されるモチーフは私たちの出会うことの出来る自然界、それらを創造し、今も御心のままに保持しているのは、わたし、神であって、あなた、ヨブ、人間ではない、というメッセージです。
 私たちは、自然の現象の大きさの前に、謙遜でなくてはならない、これは多くの人が同意出来る事実ではないでしょうか。問題は、その背後に神がおられるのか、おられないのか。
 聖書は、神が、猛威を振るう自然界を御心のままに動かしているだけでなく、廃墟に若草を生やすのも神のみわざと言います。
 確かにそうです。津波が根こそぎ破壊した土地にも私たちは春の花の咲き乱れるのを見ています。ここより海近くに住んではならないと歴史から学んだ先代の知恵も、そこここに残されていた、これが事実でした。
 信仰者である私たちは、全ての背後に、善にして愛なる神様の存在を信じて、謙遜に、またたゆみなく前進するものとさせていただきたいと思いました。試練はあります。しかし神様は神様に希望を置くものを回復させてくださるお方なのです。

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