2011年4月20日水曜日

ヨブ記34章

 若者エリフの言葉は、あくまでヨブに対する問いかけであって決めつけでない。ヨブの苦しみにかすりもしなかった三人の友人たちと異なり、あくまでヨブの言葉を取り上げ、それが神に対して語り得る言葉か、その中身において不遜ではないか、との問いかけである。私たちは、エリフが正しいか正しくないかではなく、自分の信仰、祈りのあり方が問われる。つぶやくようでいて神を信じているから祈る祈り。これがヨブの言葉だったのではないかと思う。不信仰、失望につながるつぶやきではなく、神信頼に立ち、希望が強くなっていく祈りへ、エリフの厳しい言葉を通して導かれる。

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